あなたにもできることがあります
2011-05-16 (Mon)✎
本題の前に、
あまりにも慌ただしい日々が続いていて、
ご支援のお申し出のメール、里親希望のメールの返信が遅くなっています。
お待たせして申し訳ありません。
2~3日掛けて順に返信しますのでよろしくお願いします。
ブログの更新も溜まりに溜まっています。
望が生きるために闘っていた頃、
そして力尽きた直後、
他の保護犬たちには様々な動きがありました。
今から更新できるかぎり順に報告して行きます。
たくさんアップすると思いますが、
どの子も私と預かりさんにとって大切な保護犬です。
一生懸命書きますので、
一生懸命読んでやってください。
まずはサブレの運命の出会いの時から言い続けて放置状態の
「不思議なご縁」の話です。
「不思議」と自分で書いたんですけど、
考えてみたら不思議でもなんでもなく
ある人が結び付けてくれたご縁です。
ある日届いたサブレの里親希望のアンケートフォーム
備考欄にはこんなことが書かれてありました。
先日京都市内のホームセンターで生体販売の閉店の為
現金特価をしているのを見て憤りを感じました。
生体販売は反対ですが、私が購入することで命が救えるのではないかと…。
正直今も迷いはあります。
その時、シーズーを動物保護施設から保護された方に偶然出会い
貴方様のことを教えて頂きました。
その方のお名前はわかりませんが
貴方様のお手伝いをされている様なことを言っておられた気がします。
私たち家族は四年前に9歳10ヶ月昨年の七月に13歳と2日で愛犬を亡くし
次に新しい家族を迎える勇気がありませんでした。
けれど、今回の震災でさまようワンコ達を見たり
ホームセンターで生体販売をされているワンコ達が殺傷処分になるのなら
その命を救わないといけないのではないかと話しをして一歩踏み出すことにしました。
その後、電話でペットショップのあり方や保健所で殺処分される犬たちのことなど
いろいろと話をして、最終的にサブレを迎えていただくことが決まりました。
サブレが無事に正式譲渡になりI家のアイドルとして暮らしているのは
つい先日お伝えした通りです。
さて、ここで気になるのが
Iさんと保護犬の橋渡しをしてくれたキューピットの存在です。
私はこのメールを読んだ時にすぐにあるワンちゃんが頭に浮かびました。
それが、以前に布施でやったフリマに来てくれたロッキー君。

アンケートフォームが届いてすぐに
ロッキーままに電話をして
「突然つかぬことをお伺いしますが、最近ホームセンターに行きはった?」
と聞いてみたところ
明るい声で、「はい♪」
「どなたかに私のことを話されました?」
「はい!連絡がありましたか!」
ビンゴ!!!
聞いてみると、ロッキーままさんはこの時だけではなく
機会を見つけては保健所の犬たちのことや保護活動のことなどを
見知らぬ人に話をされてきたそうです。
今回、ロッキーままさんのその行動のおかげで
サブレが幸せ探しのゴールを迎えることができました。
ロッキーままさんからは以前からご支援も何度もいただいていますが、
そのたびに手紙には「何もできなくて申し訳ありません。」と書かれています。
何もできていないどころか、
こうして一つの命が繋がりました。
直接保護して里親さんを探すだけが保護活動ではありません。
捨てられた子の幸せ探しも大切ですけど、
飼った動物を無責任に捨てないよう
人の意識を変えていくことはもっと大切なことだと感じています。
できることはたくさんあります。
犬を飼う手段はペットショップだけと思っている人も多いです。
自分は何もできないと思っている人にお願いします。
どうか伝えて下さい。
他にも犬を飼う手段があることを。
保健所に収容された犬たちの末路を。
伝えることで命が繋がることだってあるんです。
この「不思議なご縁」の話は
実はまだ終わりません。
この続きは間もなく明らかに…

私の姪も周りで犬を迎えたいという人がいると、
里親募集してる犬がいないか聞いて来ます。
どれ程の思いなのかわかりませんが、
選択肢の一つとして考えてくれるのは嬉しい事ですね。