『りく』が与えてくれたもの
2012-07-16 (Mon)✎
リック(現・りく)が初めてブログに登場したのは2009年の8月でした。

事情があって発表ができなかったけれど、
我が家にやってきたのはそれより1ヶ月以上前、
ちょうどコータが卒業してすぐでした。
年齢がすでにシニアに差し掛かっていたことや
保護してから腎臓が悪いことがわかって
里親さん探しは苦労するかと思っていましたが、
良いご縁に巡り合い、その年の10月に卒業して行きました。
ちょうどニューレモピ号に買い替えたばかりで、
納車日の初ドライブに滋賀に向かったことを思い出します。
里親のりく母さんとはその後も友人として付き合いが続いていて、
私が困っている時にはいつも助け舟を出してくれました。
実家でルルを預かってももらい、
そのまま里親にまでなってもらいました。

預かり先がなく困っていた時に「ちゃた」の預かりも引き受けてくれました。

そんなこんなで結構りく家を訪問していたので、
りくにも年に何度かは会っていました。
「王子」と呼ばれて、いつ見ても幸せそうで、
それを見ているだけで私もまた幸せな気持ちになれました。
その間もりくの腎臓はがんばって機能し続けてくれていましたが、
やはりすこーしずつ悪化していくのは避けられませんでした。
さらに変性性脊髄症(DM)も発症しました。
会うたびに足のマヒが進んで行ってるのがわかりました。


会うたびにりくに残された月日はそう長くないことを
りく母さんから聞いていました。
りく母さんは一貫して慌てず騒がず
できる最善の努力をしながらその日を待つというスタンスだったので、
私からはなにも言うことはありませんでした。
もしもの時が近いとしても、
事前に声は掛けなくていいからと話がついていました。
「空に帰ったことだけを知らせるから」と。
2012年07月12日
りくは愛されて愛されて
これ以上ないくらいに愛されて逝きました。
コータもルルも
そして、ルルを愛おしそうに撫でてくれたりく母の実家のお母さんも
先に空に帰っているので、みんなでりくを出迎えてくれたかも。
私はボランティアを始めてからも
犬を助けている感覚はあまりありません。
確かに大変なことも多いけれど、
自分が得られたものの方が何倍も大きいことがわかっています。
りくが与えてくれたものもたくさんありました。
りくにもりく母さんにもただ「ありがとう」の言葉を贈ります。

りく! いつかまたどこかで会えたらいいね…
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気持ちはがんばらないと決めているけれど、
犬の世話はがんばるしかありませんね。生きているので(^^ゞ
まだまだ心にも身体にも余裕がない中、
そんなことなどお構いなしに犬たちはどんどん捨てられているわけで、
やっぱり新入りは後を絶たないです。
新入り紹介はまた別の機会に…
がんばらない程度にがんばるとしましょうかね~

